ツナとササミ

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獣王星を読んだその1

  • 投稿日:2006-09-26 00:52:43
  • カテゴリー:読書


樹なつみ先生の作品は「OZ」とか「花咲ける青少年」ぐらいは読んだことがありました。これは知人の薦めで読んだものでしたが、なぜでしょうかそれ以降は特に読んでいませんでした。先に挙げた二つの漫画がすごいよくできてたから、きっとお腹がいっぱいになったのだと思いますが、とにかく「樹なつみ」っていう名前だけは覚えておいた方がいいということは頭に叩き込んでおいたのでした。

いつだったか週刊少年ジャンプで堀井雄二のコメントが載っていたんですね。漫画家の卵たちにシナリオライターとしてアドバイスを送るという形でのコメントだったかと思いますが、そこで参考文献に「花咲ける青少年」が紹介されていたんですね。あぁ、堀井雄二もこの作品押しかぁ、とえらく頷いてしまったのですが、それほどシナリオがしっかりした作品であったと確かに思います。私は確かあれを読み終えた後、「少女漫画の核とは?」というお題で長いメールを知人と取り交わし、数ある主人公の女の子キャラクターの中で不可欠な要素を導き出したものでした。熱かったなぁ、あのときは。

そんな樹なつみ漫画の一つ「獣王星」がノイタミナでやってました。確かハチクロの第一部と第二部の間くらいにやってましたね。ノイタミナってのは、フジテレビの深夜のアニメ枠で、今までのAnimationの常識を覆したいというコンセプトで生まれたらしいですが、できあがったアニメはどれも質が高くて悪い評判もあまり聞きません。ちなみに今後、安野モヨコの「働きマン」、二ノ宮知子の「のだめカンタービレ」と話題の漫画が展開されていくとのことで、私も期待しております。

そんなノイタミナな獣王星をHDDレコーダーに録り貯めておいたものをとある日曜日に一気に消化しようって感じで第一話から通して再生祭りを開催したのですが、野球の延長の影響で半分しか録れてなかったり、HDDの残量不足で2分しか録れてなかったりと穴だらけで、なかなか面白そうだっただけに逆に消化不足に陥ったのでした。何がダメだって一話空けたら突然、トール(主人公)の声が高山みなみから堂本光一に変わってたってことですよ。それまでの過程が気になるじゃないですか。そしてトドメの一撃といわんばかりに、最後の最後で盛り上がってたところで、最終回が録れてないことが発覚。何かこう自分の中の何かがTSUTAYAで最終話だけでもレンタルしろっと命令を出したのですが、丁度気付いた5分前にTSUTAYAは閉店時間を迎えていたのでした。チーン。

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