ツナとササミ

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図書館戦争を読んだ

  • 投稿日:2006-09-04 00:59:14
  • カテゴリー:読書


図書館戦争

図書館戦争

メディアワークス


読書が好きな人にとって壁一面本棚という環境は、とても魅力的な光景であって、面白い本を生活環境の一部として取り入れるのは、インテリアに工夫するぐらい楽しいことなのかと思います。ディズニー映画「美女と野獣」でベルがビーストからきちんと整備された本で埋め尽くされた部屋を好きに使っていいと言い渡されたときの感動が、本を好きな人にはビーンと来たことと思います。何気に本はかさ張るもので、蔵書を抱え込むとあっという間に日本の狭い家がますます窮屈になりますし、引越しとなるとその質量にただただ唖然とさせられます。本に囲まれた生活というのは何気にハードルの高い夢物語なのでした。

そんな多くの蔵書に囲まれた生活を一時的に体現してくれるのが、我らが公共施設「図書館」であります。規模の程度は違えどどの図書館でも逃げ場のないほどの図書たちに取り囲まれることができます。まぁ、あの場を貸しきれるわけではないですが、静かな環境なので本の世界に没頭してしまえば、意識は本と自分と図書館の三つに集中できます。至福のときですね。

そんな図書館では司書さんや業務員の方が私達の読書ライフを支えるべく、蔵書のメンテナンスや施設の運営をがんばってくれています。そんな図書館で働く人々の大変ではあるものの有意義な仕事ぶりが「図書館戦争」という本では紹介されているものと読む前には思っていました。

全然違った。

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