ツナとササミ

旧ブログ/43

フルーツバスケットの新刊を読む

  • 投稿日:2006-05-19 22:34:44
  • カテゴリー:読書


フルーツバスケットは一時本誌の方でも読んでたほど好きだったのですが、
作者の高屋奈月先生が手の怪我で一時的に休載されるようになってから、
すっかりコミックス派に転じてしまった私です。
十二支の呪いで異性に触れると干支に変身してしまうという体質の
「草摩」家の方々と主人公の織り成す癒し漫画として出発し、
ドタバタコメディー調なところから人間に関する深刻なところまで、
上手い具合に緩急をつけた構成が読んでいて楽しい漫画です。

連載当初は、十二支+1(猫)のキャラクターが揃うまでは、
とてもわかりやすい構成で描かれていました。

起:
主人公らに新メンバーがアクセスしてくる。
承:
そのメンバーが問題行動を起こす。
転:
そのメンバーが抱える悩みを主人公が気付き、
主人公の癒しオーラでメンバー回復。
結:
主人公と新メンバー打ち解ける。

仲間が増えていくような感覚と、残りのメンバーが
どんな変なキャラなのかが気になって読者としては
どんどんひきずりこまれていきました。
私は未年だったので、中盤ぐらいのメンバーでした。

さて、12人+1が揃ったら揃ったで、今度は複雑な
人間関係に基づいて、ゴチャゴチャと構成が
厄介になってきます。で、新刊の20巻の時点で
既に一番ややこしそうな人の関係線が顕わにされて
きたので、物語ももう終盤であると思われます。

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