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リアル 6巻
- 投稿日:2006-11-25 20:30:16
- カテゴリー:週刊少年ジャンプ
時間7巻の発売は2007年秋ということで、ほぼ一年に一巻の刊行ペースのリアルの6巻を読みました。もう6年くらい連載しているということでしょうか?実感が湧きませんが。
今回のトピックは、
- 高橋、親父に抱きつく
- 野宮、あとーんす
- カネゴン、キャプテンに
の三本でした。
戸川、野宮、高橋の三本ラインを織り交ぜて構成されるストーリーなのですが、どのラインも続きが気になるというのに、それぞれがいいところで別のキャラの話に移行してしまうというなんともニクイ構成になってますね。
今巻もやはり高橋が一番露出が多かったですかね。露骨に辛そうなので一番見るのが辛いキャラではあるのですが、こう、心をえぐってくる描写がきついんですが、読ませてくれるんですね。ひねくれて後ろ向きな高橋の姿に簡単にもうちょっとしっかりしろって声をかけられないところがすごいもどかしいんですよね。あいつ絶対「お前にはわからないだろうな。ペッ。」って皮肉を言いながら唾でも吐いてきますよ。やなヤツです。でも、周りのバックアップを見てると、なんだか自分も応援したくなってしまうという。なんとも不思議な気分です。
高橋が全て投げ出してしまうのに対して、看護婦さんとかお見舞いの女の子とかが拾おう拾おうとするんですよ。そしたら、読者としても高橋を見捨てられないじゃないですか。看護婦さんに悪いですから。そこで今度はお父さんをぶつけてくるんですね。高橋父も「捨て」の過去を持っている人ですから、高橋との接し方が一風変わってきます。高橋、「捨てる」側から、今度は「捨てられた」側に立場が移動です。
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